商務日本語
(1) 紹介の仕方
*自己紹介では、自分をどうのように印象づけるかということが大切のポイントとなります。たとえば、自分自身をよく知ってもらうために、ユーモアを取り入れた話題にしておけば、印象付けがうまくいくでしょう。また、将来に向かって友好的な信頼関係を築くためにも、自分を率直な表現で日ごろから考えておくのも一案です。 *他人を紹介する時の仕方もきをつけなければならない。まず、自社の人を他社の人に紹介する時、自社の人を紹介します。それから、地位、年齢に差がない人を紹介する時、親しい人を先に紹介します。なお、男性は先に紹介することは普通です。しかし、年齢、地位が違う人を紹介する時に、年少者を先に紹介します。
一人を大勢に紹介する場合、まず、一人を大勢に紹介し、その後、大勢を一人に右から項に紹介します。また、紹介された時は立ち上がり、笑顔で自分の氏名をはっきり名のり、一礼をする必要があります。
電話で紹介する時は、相手の前でするような誠意が感じられることは大切です。それから、手紙による紹介は最も丁寧にしてほしいです。人に紹介を頼む時、どうのような目的で相手にはっきりと説明しなければなりません。あるいは、絶対に紹介者に迷惑をかけてはなりません。
いずれにしても、自分のイメージやトレードマークなどをあらかじ
め考えて作っておくと効果的です。 (2) 名刺のいろいろ
名刺を差し出すとき、必ず名のって差し出すことは基本的なことです。たとえば、「私、○○(会社名)の田中と申します。」しかし、「私、こういうものですが???」は絶対ルール違反として使わないでください。もう一つ気をつけてほしいのは、名刺の受け渡しは立って行うことです。この場合、名刺入れを置く場所があれば、両手で出した方がいいですが、片手に名刺入れを持っている場合は片手で出すしかないですね。
受取るときも原則上両手でします。また、名刺を受け取ったら、会社名、部署名、氏名を確認した方がいいです。なお、名刺をえけ取るとき、文字に指を触れないように余白のところを持つことです。 同時交換の場合は左手で受けて、右手を添えます。同じく、名刺を入れを持っている場合、左手で名刺入れを持ち、名刺の代わりに右手を添え、相手の名刺をしていただきます。そのほか、、相手の名刺の高さより低めに出すことは一つのポイントとなります。すなわち、相手の名刺の上に乗っかるような失礼な出し方はしないでください。
名刺の取扱いについての注意点があるのです。ひとつ、専用の名刺入れを用意しておくことです。というのは、折ったり汚したりしないように定期券入れ、財布と合用のものは避けて、丁寧に取り扱います。もうひとつ、悪用を防ぐためにばらまいたりしないように注
意することです。三つは、いつも予備の枚数を十分に用意しておくことです。でないと、「あいにく名刺を切らしてありまして」というのは間の抜いた印象となり、めったにないビッグチャンスを失う恐れがあり、後で後悔して始まらないのです。
数名と名刺交換する場合は、先方も当方も両方とも上位者から、行います。なお、多人数の名刺を頂いた場合、商談をスムーズ進めるために名前を覚えられるようにテーブルの上に並べておいて、しばらくして、丁重にしまうことにも気をつけてください。 (3) 訪問と接待
訪問する場合,礼を失しないように次のようなことがポイントになります。まず必ず事前にアポイントメントを取ることです。なお相手の都合いつも優先するよう注意してください。それから、約束の時間5分前には着くようにします。万一、約束時間に遅れたときは言い訳をせず「申し訳ありません」とだけ謝ります。また、事前に遅れるのがわかっているときは電話を入れて通知するようにしてください。
訪問先の受付では自分の会社名と名前、会いたい人の名前、用件を言います。それから、訪問したい人に会うとき、名刺交換します。特に言いたいのは、必ず忚接室ではすすめられた椅子に座って、茶菓を出されたら、出してくれた人に「恐れ入ります」礼を言って、また、茶菓は勧められてからいただくことです。
訪問が終わったら、注意点もあるのです。訪問する前に、名刺書類