~
患者さんへ
「抗P/Q 型電位依存性カルシウムチャネル(P/Q type Voltage-gated calcium channel: P/Q 型VGCC)抗体放射性免疫測定の臨床的有用性の検討」
についてのご説明
~
作成日:2016年5月6日
ver.1.2
長崎大学病院 脳神経内科
はじめに
この冊子は、長崎大学病院脳神経内科において行われている「抗P/Q 型電位依存性カルシウムチャネル(P/Q type Voltage-gated calcium channel: P/Q 型VGCC)抗体放射性免疫測定の臨床的有用性の検討」という臨床研究について説明したものです。
1. 臨床研究について
それぞれの病気の診断や治療は、長い期間をかけて進歩?発展してきて現在の方法になっています。また、より効果的で安全な治療を患者さんにお届けするためには、これからも医療の進歩?発展は重要なことです。このような診断や治療の方法の進歩?発展のためには多
~
くの研究が必要ですが、その中には健康な人や患者さんの方々を対象に実施しなければならないものがあります。これを「臨床研究」といいます。臨床研究は患者さんの方々のご理解とご協力によって成り立つものです。
長崎大学病院では、大学病院としての使命である医療の発展に貢献するため、各診療科の医師が積極的に臨床研究に取り組んでいます。これらの研究を実施するにあたっては、患者さんの人権や安全への配慮が最も大切です。長崎大学病院では「長崎大学病院臨床研究倫理委員会」を設置し、それぞれの臨床研究について厳密な審査を行っています。この臨床研究は、倫理委員会の承認と病院長の許可を受けて実施するものです。
なお、この臨床研究は、製薬会社などが行う新薬の安全性?有用性を調べ、厚生労働省の承認を得るための臨床試験、いわゆる「治験」ではありません。
2. 臨床研究参加はあなたの自由意思です。
担当医師からこの研究についての説明をお聞きになり、内容を十分にご理解いただいた上で、あなたの自由な意思でこの研究に参加するかをお決めください。
ご参加いただける場合は、別紙の「同意文書」にご署名のうえ、担当医師にお渡しください。研究の参加に同意した場合であっても、いつでも研究への参加をとりやめることができます。研究に参加しない場合でも、今後の治療に不利益になる事は一切ありません。