多いと「うちに入っても長く続かないのでは」と心配になるためです。
一つ一つの転職に対してしっかりした理由づけがなされれば、納得してくれるはずです。 大切なのはいずれも前向きな転職であったことを強調することです。
むしろ、多くの仕事経験をしていることを自分の強みとして、自信をもって答えましょう。
* A社からB社に移るまで少し間がありますが、何をしていたのですか?
「学校に通っていた」とか「資格取得の勉強をしていた」という事実があれば理想的です。
しかし、特に何もしてなかった場合でもその期間が自分にとってどういう期間であったかをきちんと説明できれば問題はありません。
* どんな資格を持っていますか?
資格を必要とする仕事以外は、採否にはほとんど影響のない質問です。 配属先を決める参考にしたり、新しい事業に役立つかどうかを探るためです。 ほかに本人の関心事を知る手掛かりにしたいという狙いも考えられます。
何もないなら「○○の資格取得を目指したい」と意欲を?ピールしてもよいでしょう。
* ○○の資格をお持ちですが、仕事にどう生かしていますか?
例えば経理職の応募なのに秘書検定の資格を持っていたり、編集業務に携わってきたはずなのに宅建の資格を取っていたり、仕事には関係なさそうな資格を持っていると、何のためにその資格を取ったのか疑問に思うのは当然です。
間接的にも仕事に結びつけられない場合は、「仕事とは違う分野の勉強をすることで、違った角度からものを見られるようになった」など、何らかの形で生かされていることを伝えましょう。
* あなたが当社の面接官だとしたら、あなた自身を採用しますか?
面接も終わりに近づくと、苦笑したくなるようなこんな質問も出てきます。
まさか「いいえ」と答える人はいないでしょうが、「ハ?、採用します」と答えただけでは説得力に欠けます。
採用理由を簡単に述べれば、自己PRにつながり、高感度も増すでしょう。 思わずうろたえる意外な質問
* 今朝の新聞で印象に残った記事は何ですか?
情報に対する姿勢を確認し、あわせて興味の方向性を探る質問です。
世の中の動きなど、「○○についてどう思いますか」といった質問もあります。 日頃から新聞、雑誌にはよく目を通しておくことが大事です。
* 人を動かすには何が必要だと思われますか?
管理者として、あるいはリーダーとしての基本的な素養、資質を見ようとする質問です。 管理者としての立場にたったときに、部下にやる気を起こさせるには、どのようなスタ?ルやシステムが必要だと考えるかがポ?ントです。
* 当社の店(商品)を利用したことがありますか(知っていますか)?
スーパーやレストランなどをチェーン展開している会社やハウスメーカーでは、会社研究の一環として、店舗やモデルハウスをのぞいて見るくらいは当然との前提のもとにする質問です。
商品についてもある程度調べておくのは当然といえます。細かいところまで説明できなくても、種類と名称ぐらいは答えられるようにしたいものです。
* 転職することに家族は賛成してくれましたか?
特に既婚者の場合、妻の了解が得られているかは会社としても気になるところです。 採用を決定しても、家族の反対にあい、転職を取りやめることも少なくありません。 仕事環境の変化に対応するにも、家族の支援が欠かせません。 事前に家族と相談し、了承を得ておきましょう。
* 学生時代はどのように過ごしましたか?
応募者の人間性を探る質問です。
平々凡々と無為に過ごしたといった回答はマ?ナス、「勉学」、「サークル活動」、「?ルバ?ト」その他何でもいいから積極的に取り組んだものがあることを伝えてください。 ラ?フスタ?ルについての質問
* あなたの長所(と短所も)は何ですか(自己PRしてください)?
「自分をどれだけ客観視できているか」と同時に、その長所?短所を、「仕事上でどう生かし」、「どう補っていこう」と考えているのかを問う質問です。
自分の見方だけでなく、「友人からはよくこういわれる」などと周囲の見方を交えて話すとよいでしょう。 抽象的な話は禁物です。
具体的な体験をもとに自分の反省を示すエピソードを交えて、魅力的に語りましょう。
* 将来の夢についてお聞かせ下さい?
目的意識や将来設計をもっているのか、またそれに基づいた転職なのか、社会人としての成熟度を見る質問です。
将来へのしっかりした目的があれば、仕事にも張りが出ていい働きをしてもらえると会社側は考えている。
「私の夢は○○することです。御社は△△の点で私の夢とつながる部分がある」といったように、その会社で実現の期待が持てる夢なら申し分ないでしょう。
* 休日は何をして過ごすことが多いですか?
興味の方向性やラ?フスタ?ルを探ると同時に、活動的な面を持っているかどうかを判断しようとする質問です。
プラ?ベートでも活動的な人を企業は望んでいます。「休日は、いつもゴロ寝」では無気力な印象を与えてしまいます。スポーツでも趣味的なものでも、なにか興味があるものがあり、休日でも活動していることを訴えることが大切です。
* ○日間休みが取れたら何をしたいですか?
レジャープランを聞いているのではありません。「活動意欲はあるか」、「計画性を持って毎日を過ごしているのか」、「向上心はあるか」、「希望や夢を持っているか」などをみる質問です。
この質問の答えには、日常の自分が投影されます。
だからといって「セミナーに通い勉強したい」といった優等生的な答えでなくてかまいません。例えば「旅行」や「部屋の模様替え」といった答えでよいでしょう。具体的な計画まであればなおさらよいでしょう。
大切なのは「何のためにするか」ということに主眼をおいて回答すればよいことになります。
* 健康管理のために何かしていますか?
自己管理能力をはかろうとする質問です。
特別なことはしていなくても「何もしていません」というより、日常的に少しでも気をつけていることがあると思います。
「食事」「禁煙」「飲食」「スポーツ」「睡眠」「ストレス」「生活のリズム」「健康
診断」など、話題はいくらでもでてくるでしょう。
* あなたがよく遊ぶに行く街はどこですか?
答えを聞けば「トレンデ?ーさ」が、わかってしまう質問です。
「商品開発」「マーケテ?ング」「広告宣伝」「フ?ッション」「フードサービス」などに関連した仕事を目指す人には大切なポ?ントになります。
回答としては、なぜその街に行くのか理由を話し、そこで流行に敏感なことを?ピールしましょう。
事務?営業系についての質問
* どんな商品を扱ってきましたか?
営業の仕事では、扱う商品によって対象や方法が違います。
そのため、前職での経験がそのまま生かせるかどうかを判断するための質問です。 扱ってきた商品をありのままに答えればいいでしょう。
あまり一般的でないものの場合は、その用途や形態などの説明も加えた方がいいでしょう。
* あなたの営業ポリシーを聞かせてください?
営業という仕事に対する考え方を知ろうとする質問です。
事前に回答を用意していないと即座には答えにくい質問といえます。
「営業の仕事によって何を得てきたのか」、「自分のどんなところを生かして営業活動を進めているか」、「何を目標にして仕事をしていこうと考えているのか」、これまでの経験を思い返して、この3点について回答をまとめておくといいでしょう。
営業という仕事が好きで、その面白さがわかっていることを?ピールできれば十分でしょう。