日语专业八级考试(古典文法部分) (一)出题倾向
专八中古文法部分2002-2004年每年8道题,从2005-2010年每年5道题。题型也由考察助动词的断定、否定、过去、完成、推量、意志、被动、使役态转变为考擦把整个句子翻译成现代文的能力。分布在46-50小题。
从历年真题可以看到,日语专八考试中古文法部分最多的是考察助动词推量表达方式的用法,一共出现过8次,其次为助动词否定表达方式,出现过6次,完成和过去助动词出现过6次 (二)考察知识点 (1)助动词、助词
① 断定表现 「なり」 ? 「たり」 意思:~である;~だ
接续:体言?連体形に接続 ; 体言に接続 活用:形容動詞活用 基本形 未然形 連用形 なり たり なら たら 終止形 連体形 已然形 命令形 なる たる なれ たれ (なれ) (たれ) なり?に なり たり?と たり 例句:車の行き激しき道なり。――> 車の往来が激しい道である。
訪ふ人絶えてなき山里たり。――>訪ねてくる人も全くない山里である。
..
②打ち消し表現「ず」「じ」「まじ」 基本形 ず じ 意味 ~ない ~ないだろう(打ち消し推量); 接続 未然形 活用 特殊形 無変化形 例文 ~まい(打消し意志) 活用: 基本形 ず 未然形 ず ざら じ まじ 〇 まじく 連用形 ず ざり 〇 まじく じ まじ 終止形 ず 連体形 ぬ ざる じ まじき まじかる 已然形 ね ざれ (じ) まじけれ 命令形 ざれ 〇 〇 まじから まじかり 例句:
1、雉も鳴かずば打たれまじ。
――>雉も鳴かなければ打たれないだろう。(鳴くから打たれるのだ。) 2、日数の早く過ぐるほどぞ、ものにも似ぬ。
――>日数の早く過ぎるその速さは、何物にも比べようがない。 3、五日、風波やまねば、なお同じところにあり。
――>五日(今日も)風や波がやまないのでやはり同じ港に泊まっている。 4、法師ばかりうらやましからぬものはあらじ。 ――>僧くらい羨ましくないものはないだろう。 5、わが身は女なりとも、敵に手にはかかるまじ。
..
――>自分は女であっても敵の手にはかかるまい。 ③意思:過去表現「き」「けり」 基本形 き 意味 ~た(経験回想) 接続 連用形 活用 特殊形 例文 京より下りし時に、みな人子供なかりき。(土佐日記) けり ~た;~たそうだ(伝聞回想) ラ変形 今は昔、竹取の翁といふものありけり。(竹取物語) 活用: 基本形 き けり 未然形 (せ) (けら) 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 〇 〇 き けり し ける しか けれ 〇 〇 ④ 完了表現「つ」「ぬ」「たり」「り」 基本形 つ ぬ きっと;~てしまう(強意) 意味 ~た;~てしまった(完了) 接続 連用形 活用 下二段 ナ変形 例文 船にて渡りぬれば。相撲の国になりぬ。――>船で渡ってしまうと相撲の国になった。(更級日記) ~たり~たり(並列) 門よくさしてよ。雨もぞ降る。-たり り ~た;~てしまった(完了) ラ変形 四段活用の已然形とサ変の未然形 →門をしっかり閉めてしまえ。雨が降ったら困るから。 ~ている;~てある(存続) 富士の山を見れば、五月のつごもりに、雪いと白う降れり。――>富士山を見れば、陰暦5月の末なのに雪が白く降っている。 ⑤過去?完了の複合助動詞
..
に+き=にき; に+けり=にけり; て+けり=てけり; たり+けり=たりけり; り+けり=りけり 意思:~てしまった
接续:過去?完了と同じように連用形に接続。
例句:1、雨のいたくふりしかば、え参らずなりにき。(大和物語) ――>大雨だったので、参ることができなくなってしまった。 2、信願、馬より落ちて死ににけり。
―>(徒然草)信願が馬より落ちて死んでしまった。
3、いとなまめいたる女はらから住みけり。この男かいま見てけり。(伊勢物語) ――>大変初初しい姉妹が住んでいた。この男は覗き見をしてしまった。 4、からき命まうけて、久しく病みゐたりけり。(徒然草) ――>危うい命を取りと止めて長い間患っていたのであった。 5、(水車は)つひにまはらで、いたずらに立てりけり。(徒然草) ――>とうとう回らないで役にも立たずにたっていた。
⑥推量表現「む(ん)」「むず(んず)」「らむ(ん)」「けむ(ん)」「べし」「めり」「らし」「まし」 基本形 む(ん) むず(んず) らむ 今~ているだろう(現在推量);なぜ~ているのだろう(現在原因推量) 意味 ~だろう 接続 未然形 活用 四段 サ変形 例文 明日は雪ならむ。->明日は雪だろう。;ほどなく夜もあけなんむず。->まもなく夜も明終止形(ラ変形の連体形) 連用形 四段形 けてしまうだろう。;人々の志は、海にも劣らざるべし。――>人々の深い志は、この海の深さにも劣らないだろう。;ひときは心も浮き立つものは、春の景色にもあめけむ かつて~ただろう(過去推量);なぜ~たのだろう(過去の原因推量) ..
べし ~に違いない(必然推量) 終止形(ラ変形の連ク形容詞 ラ変形 無変化形 れ。(徒然草)―>一段と心がうきうきするものは、春の情景であるようだ。;春過ぎて夏来たるらし、――>春が過ぎて夏が来るらしい、 めり らし ~ようだ;ように見える ~らしい(推定) 体形) まし ~だろう(一般推量) 未然形 特殊形 活用: 基本形 む(ん) むず(んず) らむ(らん) けむ(けん) べし 未然形 〇 〇 〇 〇 べく べから めり らし まし 〇 〇 ましか?ませ 連用形 〇 〇 〇 〇 べく べかり (めり) 〇 〇 めり らし まし 終止形 連体形 已然形 命令形 め むうれ らめ けめ べけれ 〇 〇 〇 〇 〇 む(ん) む(ん) むず らむ けむ べし むずる らむ けむ べき べかる める らし まし めれ らし ましか 〇 〇 〇 ⑦意志表現「む(ん)」「べし」
意思:~う;~よう; ~う;~よう;つもりだ 接续:未然形 一般の終止形(ラ変形の連体形) 活用:上と同じ
例句:1、いとをかしげなる猫なり。飼はむ。(更級日記)->面白い猫だ、飼おう。
2、今こそ別るべけれ、いざさらば。―>今こそ別れよう。ではさようなら。 ⑧受身表現「~に~る」「~に~らる」
..
基本形 る 意味 ~に~れる 接続 四段?ラ変?ナ変動詞の未然形 活用 下二段 例文 ありがたきもの、舅に褒めらるる婿。また、姑に思はるる嫁の君。(徒然草)->めったにないもの、舅に褒められる婿、また姑に可愛がられるお嫁さん。 らる ~に~られる 四段?ラ変?ナ変動詞以外の未然形 ⑨使役表現「~に~す」「~に~さす」「~に~しむ」 基本形 す 意味 ~に~せる 接続 四段?ラ変?ナ変動詞の未然形 活用 下二段 例文 さす ~に~させる 四段?ラ変?ナ変動詞以外の未然形 しむ ~にせる?させる 動詞及び形容詞?形容動詞の未然形 例句:
1、人々贈りて、月の都の人まうで来ば、捕らえさせむと申す。(竹取物語)
―>武士たちをお遣わしいただいて、月の都の人が参りましたら、捕らえさせましょ
うと申し上げる。
2、夜、うちふくるほどに題出だして、女房にも歌読ませ給ふ。(枕草子) ――>夜が更けたころ、題を出して、女房にも和歌をお詠ませになる。 3、我負けて人を喜ばしめんと思はば、更に遊びの興なかるべし。(徒然草)
->自分が(わざと)負けて人を喜ばせようと思うならば、すこしも遊びの面白みはないに違いない。 1○0疑問表現「や」「か」 基本形 ..
呼応 意味 例文 や(係助詞 か(係助詞?副詞) 連体形結び ~か 係助詞:~か;副詞:以下に~か;いかが~か;いかで?など~か 汝もし小督が行方や知りたる。――>お前はもしかしたら小督の行方を知っているか。 仏はいかなるものにか候ふらん。――>仏とはどのようなものでございましょうか。
11反語表現「や」「か」「やは」「かは」 ○
基本形 や か やは かは 呼応 連体形結び 意味 例文 ~か、いや辻風は常に吹くものなれど、かかることやある。――>つ~ではない むじ風はいつでも吹くものであるが、こんな(ひどい)ことがあろうか。 位高く、やんごとなきをしもすぐれたるひとやはいふべき。(徒然草)――>位が高く高貴な人をそれだけで立派な人ということができようか。いやできない。 12願望表現 ○
助動詞:「たし」「まほし」 基本形 品詞 たし 接続 意味 ~たい; ~てほしい 例文 同じ死ぬとも、敵に逢うてこそ死にたけれ。――>同じ死ぬにしても、(立派な)敵と戦って死にたいものだ。 人の、子生みたるに、男?女とく聞かまほし。――>人が子供を生んだとき、男か女かを早く聞きたい。 助動詞 連用形 まほし 未然形 終助詞:「ばや」「てしがな」「にしがな」「もがな」「なむ」 基本形 ばや てしがな にしがな もがな 体言や体言に品詞 終助詞 接続 意味 例文 今しばし生きてあらばや。(落窪物語ー>今しばらくはいきていたい。 いかでこのかぐや姫を得てしがな。->何とかしてこのかぐや姫を妻として手に入れたいものだ。(竹取物語) 鳥の声もせざらむ山にこもりにしがな。(宇津保物語) この宮を預りて育む人もがな。(源氏物語)->この宮を預かって養育してくれる人があれ未然形 ~たい; 連用形 ~たいものだ(詠嘆) ~たいものだなあ(詠嘆) ~があればいいなあ;~で..
準ずるあったらいい語など なあ なむ 未然形 ~てほしい ばいいなあ。 いつしか梅もさかなむ。→早く梅の花が咲いてほしい。;雪ふらなむ。→雪が降ってほしい。 13禁止表現「~な」「な~そ」「ゆめ~な」「~ことなかれ(なしの命令形)」「べから○
ず」
基本形 ~な 接続 禁止を表す終助詞、終止形 連用形カ変、サ変は例外(な来そ、なせそ) 意味 ~(する)な 例文 滝の首玉取りえずは帰り来な。(竹取物語)->滝の首の玉を取ることができなかったら帰ってくるな。 人にな語り給ひそ。必ず笑はれむ。(徒然草)->人にはおしゃっらないでください。きっと笑われるでしょう。 な~そ ~ないでくれ、~てくれるな(「な」は呼応の副詞、「な」は終助詞。穏やかな禁止を表す。) ゆめ~な 終止形 ~ないでくれ、~父を討たれし恨み、ゆめ忘るな。-てくれるな(「ゆ>父を討たれた恨みを決して忘れめ」は呼応の副詞、るな。 「な」は終助詞。強い禁止を表す。 ~してはならない 初心の人、二つの矢を持つことなかれ。(徒然草)->習い始めの人は二本の矢を持ってはならない。 ~ことなかれ ~べからず 連体形?「こと」に接続 終止形 ~してはならない 14条件表現「ば」 ○
意味:もし~ならば(仮定条件)、~ので(確定条件) 接续:仮定条件の場合未然形;確定の場合已然形
例句:死なば一所で死なん。――>死ぬなら、同じところで死のう。 花咲けば、->花咲くので、
(2)係り結びの法則(係助詞)
は 前接体言、动词的连体形、助词等,表示与其他的区别。相当于现代日语表示强调的【は】 例:夜になして京には入らんとおもへば、(土佐日記)
..
訳:夜になってから京の町には入ろうと思うので、
も ①表示相似的情况,相当于现代日语的「~も」?「~もまた」 例:水をも手して捧げて飲みけるを見て、(徒然草)
訳:水も手ですくい上げて飲んでいるのを見て、
②表示并列、列举,相当于现代日语的「~も~も」
例:川のも海のも、こと物ども、長櫃にになひつづけておこせたり。(土佐日記) 訳:川の魚も海の魚も、他のものも、長櫃に入れてかついで続けて贈ってくれた。
③表示强调,相当于现代日语的「~も」 例:うたてものたまふかな。(竹取物語) 訳:困ったことをも、おっしゃいますこと。
ぞ 表示强调,所在句子以连体形结句,无具体译词。 例:六野太を馬の上で二刀、落ち着くところで一刀、三刀までぞ突かれたる。(平家物語) 訳:六野太を馬の上で二回刀で突き、馬から落ちたところで一回、あわせて三回も突いた。 例:梅ぞさかぬ。
A 梅が咲く B 梅が咲かない C 梅は咲いた D 梅は咲かなかった よろづの遊びをぞしける。
A 種々(さまざま)な管弦の催しをした。 B 種々(さまざま)な管弦の催しをしている。 C 種々(さまざま)な管弦の催しをしていた。 D 種々(さまざま)な管弦の催しをする。
なむ 表示强调,所在句子以连体形结句,无具体译词。
例:弁もいと才かしこき博士にて、いひかわしたることどもなむ、いと興ありける。(源氏物語)
訳:右大弁もとても才能のすげれた博士なので、話し合うことなどは、とても興味深いものがあった。
や (やは)
表示疑问、反语,所在句子连体形结句。 ① 表示疑问,相当于现代日语的「~か」
..
例:あかずやありけん、二十日の、夜の月出づるまでぞありける。(土佐日記)
訳:まだ満足できなかったのであろうか。二十日の夜の月が出るまでそこにいたのです。 例:鳥やなきたる。
A 鳥が鳴いている B 鳥が鳴いているか C 鳥が鳴いていないか D 鳥が鳴いていた
例:乾き砂子の用意やはなかりける。
A 乾いた砂の用意はないのだろうか。 B 乾いた砂の用意はなかったのだろうか。 C 乾いた砂の用意はあるのだろうか。 D 乾いた砂の用意はあったのだろうか。
② 表示反语,相当于现代日语的「~か」、「いや~ない」 例:「翁丸か。このごろ、かかる犬やはありく」といふに、(枕草子) 訳:「翁丸か。この頃、このような犬がいるのだろうか(いやいない)」というので、
彼や来たる。
A 彼が来るだろうか B 彼が来るだろう
C 彼が来るだろうか、いや、こない D 彼が来ただろう、はい、そう
か(かは)
表示疑问、反语,所在句子连体形结句。 ① 表示疑问,相当于现代日语的「~か」 例:「殿はなにかならせたまひける」など問ふに、(枕草子) 訳:「こちらの殿はどこの国司になられましたか」などと問うと、
例:彼か来たる。
A 彼か来る B 彼が来た C 彼が来たか D 彼が来ている。
② 表示反语,相当于现代日语的「~か」、「いや~ない」 例:「ひがごとせんとてまかる者なれば、いづくをか、刈らざらん」(徒然草)
訳:間違ったことをしようとして、出かけるものなので、どこの(田を)刈らないことがあろうか(どこでも刈るのだ)。
こそ 表示强调,所在句子以已然形结句。
..
例:人あたまあれど、一人に向きて言ふを、おのづから人も聞くにこそあれ。(徒然草)
訳:人が多くいても、一人に向かって言うのを、自然と他の人も聞くものだ。
彼こそ来たれ。
A 彼が来た B 彼が来る C 彼が来たよ D 彼が来ただろう
え 打ち消し 「~できない」 例:
例:夢にてえ見ず。
A 夢で見ない B 夢で見ることができない C 夢で見るだろう D 夢で見られないだろう
例:
○ え知らず。(知ることができない。) ○ つゆ知ることなし。(全く知ることがない。) ○ ゆめ忘るな。(忘れるな。) ○ さらに降らじ。(全く降らないだろう。) ○ をさをさ知らで。(殆ど知らないで。) ○ な行かそ。(行くな。)
呼应性副词 え さらに つゆ をさをさ よも な ゆめ 次の文の意味は、それぞれA.B.C.Dの中から最も適当なものを一つ選んで、解答用紙のその番号に印をつけなさい。
后接呼应词 打ち消し ず?じ?まじ=助動詞 なし で 否定推量(じ?まじ) そ(終助詞) な(終助詞) ほとんど~ない まさか~ないだろう ?決して~ないだろう するな 词义 できない まったく~ない ..
46.暁になりぬれば、ただ二人出でぬ」の現代語訳は( )だ。 A.明け方になって二人きりで出発しなかった B.明け方になっても二人きりで出発しない C.明け方になっても二人きりで出発した D.明け方になって二人きりで出発した
47.「木の葉も色つくらむ」の現代語訳は( )だ。 A.気の葉も色がついているだろう B.気の葉も色がついただろう C.気の葉も色がつくだろう D.気の葉も色がつくらしい
48.「死なぬ薬も何にかわせむ」の現代語訳は( )だ。(2009年46題) A.死んだ薬も何かなろう B.死なない薬も何になろうか C.死んだ薬も何になろうか D.死なない薬も何かなろう
49.ものを聞きもはてず、ひたさわぎに笑ふこと、あるまじきことなり。(2008年46番)
A.あってはならないことになる B.あってはならないことである C.なければならないことになる D.なければならないことである
50.ひがごと、な言いそ。(2010年46題) A.不都合なことを何でも言う B.不都合なことを言うな
..
C.不都合なことを言いなさい D.不都合なことを言った 2012年 真題
46.暁になりぬれば、ただ二人出でぬ」の現代語訳は( )だ。 A.明け方になって二人きりで出発しなかった B.明け方になっても二人きりで出発しない C.明け方になっても二人きりで出発した D.明け方になって二人きりで出発した
47.「天狗を祭りたるにやありけん」の現代語訳は( )だ。 A.おそらく天狗を祭るものであろうか B.おそらく天狗を祭るものであった C.おそらく天狗を祭ったものであろうか D.おそらく天狗を祭ったものではなかった
48.「またも恋ふる力にせむとなるべし」の現代語訳は( )だ。 A.また再び恋い慕う力にするようになるのであろう B.また再び恋い慕う力にしようというのであろう C.また再び恋い慕う力にしようというべきである D.また再び恋い慕う力にするようにすべきである
50.「あはれ、助けたてまつらばや」の現代語訳は( )だ。 A.ああ、助けてくれ B.ああ、助けてもらいたい C.ああ、助けてください
..
D.ああ、助けてさしあげたい
① 花散りぬ?
A 花が散ってしまった?
B 花が散っていない?
C 花が散る。 D 花が散るだろう? 花美しかりけり。 A 花が美しかった?
B 花が美しいでしょう?
D 花が美しくなった?
C 花が美しいことだよ? ③ 鳥鳴きたり。 A 鳥が鳴いている。
B 鳥が鳴こう。
C 鳥が鳴いているだろう。 D 鳥が鳴くだろう? ④雪降らむ。
A 雪が降ろう? B 雪が降るだろう。 C 雪が降っているだろう。 D 雪が降った。B ⑤雪降るべし。 A 雪が降ろう?
B 雪が降るだろう?
D 雪が降れる。B
C 雪が降るはずだ。 ⑥花散りけむ。
A 花が散ってしまった? C 花が散ったのだろう。 ⑦花奉るめり。
A 花をお供えしている?
B 花が散るだろう?
D 花が散るかもしれない?C
B 花をお供えしていた?
..
C 花をお供えしているようだ。 ⑧空よりや降りけん。 A 空から降った?
D 花をお供えしてください?C
B 空から降るだろう?
D 空から降ったのだろう?D
C 空から降ってしまう。 ⑨海なむ見ゆる。
A 海が見える? B 海を見た? C 海が見えるだろう ⑩花咲きぬれば、見む? A 花が咲ければ、見よう?
B 花が咲いたから、見よう。
D 海を見ただろう。A
C 花が咲ければ、見るだろう。 D 花が咲いたから、見る?B
1、完了の助動詞「る」は次の( )である。
A 輝ける星 B 犬に噛まる C 流る水 D 風強かるべし 2、完了の助動詞「て」は次の( )である。 A 捨てけり B 捨ててけり C 捨てて顧みず D 打てば響く 3、完了の助動詞「ぬ」は次の( )である。 A 転べぬ先の杖 B 逃げて去ぬ C 友を訪ぬ D 日暮れぬ
4、打消しの助動詞「ね」は次の( )である。 A とく行きね B 月こそ見えね C とく去ね D 袖をつらねて
..
5、過去の助動詞「し」は次の( )である。 A 殺だむとしき B 今とし春なり C 来し方行く末 D 暑くして住みにくし 6、過去の助動詞「しか」は次の( )である。 A とくこそ咲きしか B いづこにありしか C しか言ふひとあり D いつしか花さかなむ 7、完了の助動詞「な」は次の( )である。 A 花散りなば B いとうれしな C かくなせそ Dあやまちすな
1、「なむ?てむ」「ぬべし?つべし」の傍線部は( )をあらわすことが多い。 A 過去 B 完了 C 強意 D 存続
2、「せたまふ」「させたまふ」の傍線部は( )をあらわすことが多い。 A 使役 B 受身 C 尊敬 D 可能
..
..
文語助動詞活用表 種基
本文法的意味(口語訳) 未然
連用
終命連体 已然 接続 ポイント
類
形
き 過去(…タ) (せ)
○
過去
け過去(…タ/…タソウダ) り 詠嘆(…ダナア/…タコトヨ)
(けら)
○
つ
完了(…タ/…テシマウ/…テシマッタ)
て
て
強意(キット…/タシカニ…/必ぬ ズ…)
な
に
並列(…タリ…タリ)
完了
たり
たら
たり完了(…タ/…テシマウ/…テシマッタ)
り 存続(…テイル/…テアル)
ら
り
む 推量(…ウ/…ダロウ) <
意志(…ヨウ/…タイ/…ツモリ
○
○
ん> ダ)
む勧誘/適当(…ナサイ/…ノガヨず イ)
<ん仮定/婉曲(…トシタラ/…ヨウ○
○
推ず> ナ)
量
現在推量(…テイルダロウ/今らゴロハ…ダロウ)
む 現在の原因/理由の推量(ドウ<らシテ…ノダロウ)
○
○
ん> 現在の伝聞/婉曲(…トカイウ
/…ヨウナ)
け過去推量(…タダロウ/…タノむ ダロウ) ○
○
..
止
令
■カ変、サ変には\こし\こしか\きし
き
し
しか
○
\きしか\しき\せし\せしか\連用
■直接経験したことを回想 ■伝え聞いたこと
けり
ける けれ
○
を回想
■和歌や会話文中は詠嘆が多い
つ つる つれ
て■強意は\つべ\ぬべよ
し\てむ\なむ\の形が多い
ぬ ぬる ぬれ ね 連用 ■\にけり\てけり\
は完了+過去 た■断定の\たり\とはり
たる たれ
たれ
接続が違う
未然-り
る
れ
れ
サ 命令-★さみしいり
四
む <む ■主語が一人称:意
志、二人称:勧誘/適ん> <ん> め
○
当、三人称:推量を
む
むずむず未然 表すことが多い
ず
る
れ ■\むず\は\むとす\<ん<んず<んず○
が変化したもの ず> る>
れ>
★スイカ買え らむ らむ 終止 ■目の前に見えな<ら<ららめ
○ 連体-い現在を推量 伝聞/婉曲の\らむ\ん>
ん>
ラ
■は連体形で用いる
けけむ む
<け
けめ
○
連用
■既に終わっている過去を推量
<け過去の原因/理由の推量(ドウん> シテ…タノダロウ)
過去の伝聞/婉曲(…タトカイウ/…タヨウナ) 推量(キット…ダロウ) 意志(…ウ/…ヨウ) べ適当/勧誘(…ノガヨイ/…スルガヨイ)
(べく) <け>
ん> ■伝聞/婉曲の\けむ\は連体形で用いる
■\つべし\ぬべし\
べく べべかべき べけ
れ ○
は強意表現 ■\べし\の打消→\まし べか
し
当然/義務(…ハズダ/…ベキダ) べから
り
命令(…セヨ/…ナサイ) 可能(…コトガデキル) ら推定(…ラシイ/…ニチガイナし イ)
○
○
め推量(…ノヨウダ/…トミエル) り 婉曲(…ヨウダ)
○ めり
反実仮想(モシ…トシタラ…ダまロウニ)
ましか し
ためらいの意志/希望(…ヨウカシラ)
ませ
○
推量(…ウ/…ダロウ)
打ず 打消(…ナイ)
(ず) ず 消
ざら
ざり
打消推量(…ナイダロウ/…マじ
イ)
打消意志(…ナイツモリダ/…○
○
タクナイ)
打消推量(…ナイニチガイナイ
打/…ナイダロウ)
消打消意志(…ナイツモリダ/…推タクナイ)
(まじまじ量 ま
不適当(…ハヨクナイ/…ナイく) く じ
ノガヨイ)
打消当然(…ハズガナイ/…スまじかまじ
ベキデナイ)
ら
かり
禁止(…スルナ/…イケナイ) 不可能(…デキナイダロウ/…デキソウニナイ)
伝な伝聞(…トイウ/…ダソウダ/…推 り
ト聞イテイル)
○
なり
推定(…ラシイ/…ヨウダ)
..
○
る
らし らしめり
めるまし
ましず ぬ
○
ざるじ
じ
ままじじ き ○
まじかるなり
なる○
じ\
終止
連体-★スイカ止めて ラ
らし
○
■確かな根拠に基づく推量 ■目の前の事実を
めれ
○
断定せずに遠回しに表現
■反実仮想の場合
ましは\ませば…まし\
か
○
未然 ましかば…まし\
せば…まし\の形が多い
ね
○ ざ未然
■完了の\ぬ\ね\とざれ
れ
は接続が違う
じ
○
未然 ■\む\の打消→\じ\
まじ終止 ■\べし\の打消→\まけれ ○ 連体-じ\○
ラ
★スイカ止めて
終止
なれ
○ 連体-■断定の\なり\とのラ
違いに注意
■完了の\に\とは接続が違う
な断定(…デアル/…ダ) り 存在(…ニアル/…ニイル) 断定
なら
なり なに
り
なる なれ
なれ
連体 ■\にあり\に侍り\体言 にかあらむ\にや助詞 あらむ\にて\にし
て\の\に\は断定の場合が多い ■完了の\たり\とは
たたり たた接続が違う り
断定(…デアル/…ダ)
たら
と
自る 自発(自然ト…サレル/…ラレ
れ れ 可ル)
受可能(…コトガデキル) 尊
ら受身(…サレル/…ラレル) る 尊敬(オ…ニナル/…ナサル)
られ られ
す せ せ 使役 さ使役(…セル/…サセル) ?す 尊敬(オ…ニナル/…ナサル)
させ させ
尊敬 し
む
しめ しめ
(まほ
まほましく) しく ほ
まほし まほ希し 希望(願望)(…タイ/…テホシ かし 望
イ)
ら
かり
た(たく) たく し
たから
たかり
比ご比況(<マルデ>…ノヨウダ/…況
とト同ジダ)
(ごとごとし 例示(<タトエバ>…ノヨウダ)
く)
く
三)古典文法の基本的な言葉 ..
り
たるる るるららるる
る
す するささすす
る
ししむむ
る ままほほしきし まほ し ○
かるたたきし たか
○ る
ごとごとし
き
たれ
れ
体言
■漢文訓読語に多い
るれ
れ未然- ■自発/可能には命よ
四ナ令形がない ラ
■完了の\る\れ\との違いに注意 らるら未然- ■\れ給ふ\られ給ふれ
れ上以よ
外 \の\れ\られ\は尊敬ではない
せ
未然-
すれ
四ナ■単独で用いられよ
ラ る場合は使役を表さ未然- す
さすれ
せ上以■\せ給ふ\させ給ふよ 外
\しめ給ふ\の \せ\させ\しめ\は尊しむし敬を表すことが多れ
め未然 い
よ
まほ■\あらまほし\は、\し あら/まほし\あり
○
未然
たい/あってほしけれ い)と二語である場○
合と、
\あらまほし\理想たけ
的だ/好ましい)で
れ ○
連用 一語である場合が
○
ある
連体 ■\ごとくにあり\か○ ○
体言 ら変化した\ごとく助詞なり\を助動詞としがの て扱う場合がある
①現代語にない言葉 ②現代語と意味違った言葉 ③重要な言葉 ④重要な熟語 ⑤敬語
尊 敬 語 本 動 詞 動詞 思す?思し召す?思ほす おほとのごもる 聞こし召す ご覧ず しろしめす 元の動詞 思ふ 寝?寝ぬ 聞く 食ふ?飲む 見る 知る 訳例 お思いになる お休みになる お聞きになる 召し上がる ご覧になる 知っていらっしゃる? お治めになる お与えになる おしゃっる?命令なさる お呼びになる お取り寄せになる お召しになる お乗りになる 召し上がる いらっしゃる ~ていらっしゃる たまはす のたまふ(宣ふ)?のたまはす(下二段)おほす(下二段) めす 与ふ 言ふ 呼ぶ 取りよす 着る 乗る 食ふ?飲む あり 行く?来 補助動詞 本動詞と補助動詞の用法ある者 または謙譲語になるもの います?ます?まします いますかり 本動詞 奉る 補助動詞 尊敬語: 着る 乗る 食ふ?飲む 謙譲語: 与ふ 謙譲語: 補助動詞 お召しになる お乗りになる 召し上がる さしあげる お~申し上げる お与えになる?下さる ~なさる?お~になる 本動詞 尊敬語: 給ふ 補助動詞〔四段〕 与ふ 補助動詞〔下二段〕 尊敬語: 補助動詞 ..
謙譲語: 補助動詞 まゐる 本動詞 尊敬語: 食ふ?飲む 謙譲語: 行く?来る 受く?聞く 言ふ 言ふ 受く?もらふ 仕ふ?す お~申し上げる めしあがる 参上する お受けする お聞きする (中宮?東宮に)申し上げる (帝)に申し上げる いただく お仕え申し上げる ~申し上げる 参上する (貴所)から退出する 申し上げる お~申し上げる 差し上げる お~申し上げる お仕え申し上げる?伺候する あります?います?おります?~です?~でございます?、ます?~ています 謙 譲 語 本 動 詞 承る 啓す 奏す 賜る つか(う)まつる まうず まかる まかづ 下二段 本動詞と補助動詞 申す 聞こゆ 下二段 聞こえさす 下二段 参らす 下二段 または 丁寧語 侍り(本動詞 ラ変) さぶらふ さうらふ 行く?来 出づ?行く 言ふ 補助動詞 与ふ 補助動詞 謙譲語 仕ふ 丁寧語 あり?をり ..